学校をつくろう。

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少子高齢化や就労人口の減少により人材が不足する反面、災害復旧や防災、再開発など建設需要が拡大。建設業界では、今、人材の確保と育成が急務です。小野組では、就職を支援する「北陸建設アカデミー」と、技術者の実力向上のための「和合館工学舎」という教育機関を設立し、様々な地域の課題解決に努めています。

この記事に登場する人

小野 貴史
小野組代表取締役社長

今西 肇
一般社団法人 和合館工学舎 学舎長

中山 智之
一般社団法人 北陸建設アカデミー ディレクター

多彩な学びの場を。

小野社長
建設業界での人材不足は深刻です。物理的な人数だけでなく、熟練技術者の知識や技術など質の継承も危機的な状況にあります。今、行動を起こさなければという思いで、ここにいるおふたりを始め業界の仲間の力を借りながら、一般社団法人というかたちでふたつの教育機関を立ち上げました。

建設業界を目指す人のために、資格取得や技能講習ができ、さらにハローワークと連携して就職までつなげる「北陸建設アカデミー」と、日本各地の建設業と行政が連携しながら技術者を育成する「和合館工学舎」です。

目指しているのは、生涯を通して学び続けられるリカレント教育の実現。仕事に就いてからも教育を受けられ、スキルと意欲の向上につなげられたら、技術者は充実した生活が送れ、地域にも恩恵をもたらせるはず。このふたつの機関を拠点として、建設業界全体のボトムアップに寄与したいと思っています。

建設業界の「次」を担う人を。

北陸建設アカデミー 中山 智之さん
小野社長もおっしゃるように、建設業界の就労者は減っています、現在の年齢構成を見ると、55歳以上が33%なのに対し、25歳以下は一桁台。10年後には危機的な状況になります。小野社長とともに全国の同業との交流や視察を重ねながら構想し、「北陸建設アカデミー」を開校しました。

建設業は技能者の集団ですから、知識と技術と資格が必要。当学では、業界への入口に必要な資格取得や安全講習、社会人に必要な知識やマナーから就労支援までを一貫して行いますが、こうした機関は全国でも稀であり、受講者は地元の胎内市だけでなく、県外からも集まってきます。

実際に建設業に従事するプロが運営する学校なので、講義は実践的です。変化する状況に即した最新のレクチャー、情報提供もできます。建設業の本質的な魅力、社会的な意義を伝え、需要の高まる建設業界の次代を担う人材を育成していきたいと思っています。

技術者を育てる。

小野社長
東日本大震災後に仙台で開かれた、建設業界の研修会で今西先生と初めてお会いしました。当時は東北工業大学の教授を務めていらっしゃいましたが、大学だけでなくアジアの民間企業での勤務も経験され、視野が広く発想が豊か。「ただ者じゃない」と思いました。もっとお話が伺いたくて、定期的に研究室をお訪ねするようになりました。 

先生のご専門は地盤工学。土木についての話も興味深いのですが、教育についての話でも盛り上がりました。日本の学生や技術者は、思っていることを言わない、行動に移す積極性がない。これでは世界に羽ばたけないじゃないか。そこを解決するには教育が必要だ――まさにその通り、この先生の言葉が「和合館工学舎」の原点です。

退官後、先生をお招きし、小野組の技術顧問を務めていただくのと並行しながら、地域に密着し、地域の発展を支える技術者育成の場を創っていきました。

ここからは先生、お願いしますね。

挑戦を忘れてはいけない。

和合館工学舎 今西 肇さん
地域の社会インフラを整備してきた建設業は、地域を熟知した集団です。そうしたスペシャリストがつながり、「地域の可能性を拓く」というベクトルを共有して交流し、共に学び合えたら、新しい協力の方法が生まれるかもしれませんし、違う考え方や異なるアプローチを知って自身の成長スピードが加速することもあるでしょう。勉強を続けていく意義はここにあります。

2019年6月の設立以来、仙台を中心として全国をICTネットワークでつなぐ体制を構築しました。全国のエース級技術者が生産現場から参加でき、学び、さらに高みを目指すことができます。

その高みのひとつは、たとえば技術士への挑戦です。技術士になれば、モノづくりの企画から関わり、プロジェクトの主力として力を発揮できます。それは、自分自身だけでなく、企業、地域にとっても大きなプラス。

学校名の「和合」の言葉通りに、多くの技術者や企業、教育機関、行政、地域などが広く連携して活動できるよう、活動していきたいと思います。

小野社長に初めて仙台でお会いした時、私も思っていましたよ。「この人、ただ者じゃない」と。そういう我々がタッグを組んだのですから、この学び舎はこれまでにない大きな成果を叶えられるはず。ともに頑張りましょう!

  1. 一人ひとりが主役。

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