建設に次世代を担う「人」を育てる。

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JRと都営地下鉄線が乗り入れる水道橋駅から徒歩1分。外堀通り沿いに建つ小野水道橋ビルは、小野組とグループ企業にとっての東京での拠点です。2022年4月、そのワンフロアで新たな動きがスタートしました。それは、モノづくりのための技術支援と「人」づくり。地域建設業が連携して交流と技術者育成を行う、建設業の可能性を拓くための活動です。

この記事に登場する人

須藤 達美
小野組 技術顧問
一般社団法人和合館工学舎 新技術研究センター長・エンジニア養成センター講師

中島 美恵子
小野組 東京支店
一般社団法人和合館工学舎

須藤さん:
小野水道橋ビルは長く小野組の東京拠点としての役割を果たしてきましたが、業績拡大に伴って関東支店や埼玉営業所などが開設され、実働部隊が移行。スペースに余裕が生まれたことから、2022年4月に「一般社団法人 和合館工学舎」東京事務所としての活用が決まりました。

「和合館工学舎」とは、社会インフラを整備する地域建設会社が連携して、技術の向上と人材育成を行うプラットフォームです。当社社長、小野貴史が中心となって2019年6月に設立し、全国9拠点をICTネットワークでつなぎ、シンポジウムやセミナーなどを開催しています。企業はもちろん、国や行政、大学、研究機関から学生まで幅広く交流する、いわば、技術と人の交差点。リンクの要のような存在です。

建設業の人材不足の克服のために。

須藤さん:
私はここで、小野組の技術顧問と、和合館工学舎の新技術研究及びエンジニア養成の責任者を務めています。二つの肩書きのようですが、課題や要請に対して、必要な情報を集め、人と人をつなぎ、解決策や方向性を示し、企業の発展を支えるという点は同じ、大きな違いはありません。

小野組も含め地方の建設会社では、今、少子高齢化や人口減少を背景とした人材不足という大きな問題に直面しています。人材不足解消のためには生産性の向上が必須です。AIを含むICTの活用、省人化を叶える新工法の開発、同時に、そうした高度な技術やツールを使いこなせる技術者を育成しなければなりません。そこで、これまでの経験や人脈を駆使して、拠点づくりに注力していこうと考えています。

実務に活かせる学びの機会。

中島さん:
和合館工学舎では、コンスタントにフォーラムやシンポジウム、各種セミナーを開催しています。地域建設業の役割、官民連携の方法、働き方改革、建設DXなどテーマは多岐にわたり、形式も講演・座談会・事例紹介・双方向での意見交換など多彩です。最近は土木学会との連携を強めており、7月に専務理事をお招きしてフォーラムを開催します。

もうひとつ、技術士養成にも力を入れています。プロジェクトの主力として力を発揮できる資格を取得することは、自分自身にとっても企業や地域にとっても大きなプラスになります。オンライン講座のほか、記述問題についてのマンツーマンの添削指導を行い、きめ細やかに受講者をサポート。一人でも多くの方に合格してもらえるように、講座内容のブラッシュアップに努めています。

東京拠点として発信力を強化。

中島さん:
ここの最大の魅力は立地です。JR水道橋駅至近という好アクセスで、東京ドームの向かいにあるので初めておいでになる方にもわかりやすいと好評です。交流のラウンジやワークスペースとして、また、新たに配信用の設備を拡充したのでオンラインセミナーやWEB会議のスタジオとして、企業や大学はもちろん、大学生にも広く、自由に活用していただきたいです。

これまでに、土木を学ぶ大学生たちのサークル「Doboku Lab(ドボク・ラボ)」との連携、また、学生たちが講師を招いての勉強会開催など、若い世代とのつながりも生れています。彼らの向上心を支えたいですし、こうした活動がリクルーティングに繋がり、建設の将来を担う人材が生まれていったらと、希望が膨らみます。

地域を支える技術者を育てる。

須藤さん:
今の建設業界には、激甚化する災害への備え、老朽化が進むコンクリ―ト構造物への対応という大きな課題があります。果たすべきことはあるのに人材が足りない状況が全国で起きています。解決策の一つに建設DXがありますが、ICTの活用には導入とフィードバックを繰り返して精度を上げていくプロセスが必要。やはりここでも人の力が欠かせません。

だからこそ、地域を支える技術者を育てていかなくては。人が集まり交流することで、新しい発想や視点が生まれ、建設の未来が拓けていく。それを発信することで、若い世代が建設という仕事の魅力や意義を知り、技術者として歩き出す――そのための「場」として様々な可能性に挑んでいきたいと思います。

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