人が集う、つながる場所

action 2023/06/29

2023年４月、私たち小野組がかねてより思い描いていた夢のひとつが実現しました。いちごのLED栽培工場、緑に癒されるガーデン、そして「まちの駅」が併設されたスイーツショップ『ICHIGO COMPANY SWEETS LAB』（いちごカンパニースイーツラボ）です。その始まりと、甘酸っぱい夢がギュッとつまった中身をご紹介いたします。

地域のお困りごとを解決しよう。
さらに想いはひろがります。
困った時はみんなのアイデアを。
いよいよOPENです。
まだまだこれからです。

地域のお困りごとを解決しよう。

ここは新潟県胎内市にある元小学校の校舎。少子化や過疎化の影響で、学校が統廃合になり、使われなくなってしまった校舎です。こういう場所は全国に沢山あることを見聞きします。ここ胎内市においても、そうでした。まだ建物としては十分に使える校舎…その利活用については決まっていませんでした。
また他方では、近年の天候不順や自然災害も他人ごとではなくなってきていました。とくに自然が相手の農業については、とりまく環境や後継者不足等も、より一層厳しくなってきています。そこで、この小学校の活用法、人不足や天候不順に悩む農業、食の安心・安全性を全部解決できないかな？という私たち小野組の試みがスタートしました。廃校になった小学校の校舎を利活用し、LED室内栽培のいちごを生産、研究する会社「いちごカンパニー株式会社」を設立しました。

さらに想いはひろがります。

2023年。いちごカンパニー株式会社ができてから、ちょうど10年が経ちました。この節目の年に、私たちの想いはまた一つのカタチとなります。いちごのLED栽培工場、緑に癒されるガーデン、そして「まちの駅」が併設されたスイーツショップ『ICHIGO COMPANY SWEETS LAB』（いちごカンパニースイーツラボ）です。10年間培ってきたLEDいちご栽培のノウハウを活かし、たくさんの人が集い、つながる場所を作ろう！と…まずはどこに？どんな施設に？そしてコンセプトが決まったら、次は設計や建築工事。さらにはメニュー開発や細かなことまで、考えることは山ほどありました。

困った時はみんなのアイデアを。

私たちが新たな挑戦にあくせくしていたとき、地元の胎内市立中条中学校の皆さんより「お困りごとはないですか？」とお声を掛けて頂きました。これは中学校の授業で、地域貢献活動というものなのだそうです。ここぞ！のタイミングで神の声です。早速、中学生の皆さんを小野組にお招きし、メニュー考案のお手伝いをして頂きました。

中学生の皆さんから出てきたアイデアは、本当に想像力豊か。大福やプリン、パフェ、いちごサイダーは今、実際のメニューとなっています。「困った時は助け合う」…大人が子どもの力を借りることもあります。助けることも、助けられることも、大切。何より協力することのあたたかさを実感しました。中条中学校の皆さん、本当にありがとうございました。

いよいよOPENです。

2023年４月28日グランドオープン当日。真っ青な空と木々の緑がまぶしい快晴の朝です。ここ新潟県胎内市羽黒の『ICHIGO COMPANY SWEETS LAB』では、早くから大勢のスタッフが忙しそうにしていました。オープニングセレモニーの準備です。

取材にお邪魔すると、まずエントランスで出迎えて下さったのは、建築工事を終えると…そっとその姿が見えなくなってしまう設計や施工に携わった影の主役たち。

左:アーキテクチャーグループ　菅裕之さん
右:小野組一級建築士事務所　増子裕介さん

そして、多くのご来賓やお客様に見守られる中、いよいよオープンです。

テープカットもありました。
左より、　全国まちの駅連絡協議会事務局長橋本正法様、　(株)小野組代表取締役社長小野貴史、　胎内市副市長高橋晃様、　いちごカンパニー株式会社代表取締役社長佐藤堅一、　ICHIGO COMPANY SWEETS LAB シェフパティシエ浅野隆。

ここからは気になる施設の一部を駆け足でご覧いただきますね。

まだまだこれからです。

ICHIGO COMPANY SWEETS LABは、多くの人が集い、そこで笑顔たちが生まれ、人と人がつながる…そんな場所になるよう、学生さん、わたしたち社会人、地域の方たち、工事に携わった人、毎日いちご栽培の研究をしてきた人など…みーんなのそれぞれの想いを、目一杯つめ込んで完成しました。
ここ胎内市が地域の人たちから、そして遠方から来て下さる方からも、愛される場所になりますように☆これから沢山の笑顔たちと会えますように☆まだまだ私たちの挑戦は続きます。
お近くへお越しの際は、美味しいスイーツを味わいに・・・ぜひ一度、お立ち寄り下さいませ^^