自然体で自分らしく。
リケジョ、ドボジョ、建築小町。建設業界で働く女性は増えています。小野組でも、土木、住宅、総務の3部門で女子社員が力を発揮しています。その3人に、今の仕事について、ワークライフバランスについて、本音で語ってもらいました。
この記事に登場する人
忠鉢 恵美
シビルエンジニアリングG(2006年入社)
坂上 舞
マネジメントシステムG(2016年入社)
須貝 和菜
新潟支店 ライフビルダーG(2021年入社)
建設をめざしたきっかけは?
須貝さん:
祖父と父が大工だったので、私にとっては一番身近な仕事が「建築」でした。地元で、家づくりに関われる当社に入社し、今は、住宅部門で営業をしています。
忠鉢さん:
私は事務系の仕事が希望で、最初は派遣として小野組で働き始めました。すぐに、居心地の良さ、社員の人たちの温かさやおもしろさを実感し、そのまま社員登用試験を受けました。
坂上さん:
志望のベースにあったのはインテリアや家の設計への興味です。好きなジャンルで事務仕事ができる×実家から通えるという条件で就活。入社後は、主に採用を担当しています。
入社後は順調でしたか?
忠鉢さん:
とんでもない! 専門用語や聞きなれない表現が多く、最初は戸惑いました。「カセン」って何? 「河」と「川」は違うの?、というレベルだったので。
須貝さん:
家づくりに興味はあるものの、大学での専攻は英文科で、建設の専門知識はゼロ。会社説明会でおそるおそる相談したら、「そういう人もたくさんいますが、学ぶ機会もあるしフォローするので、心配ありませんよ」と言ってもらえたので、安心して入社しました。実際、入社後は5月前半までの新人研修でしっかりと基礎を学べました。この時に受けた北陸建設アカデミーでの研修では、当社以外の新人も受講していて交流できたのもよかったです。
忠鉢さん:
働くうちに土木の仕事がだんだんおもしろくなり、周りから「取れるんじゃない」と言われてその気になって勉強し、土木施工管理の資格を取りました。資格を取ると仕事の枠が広がりますね。
女性が働きやすい環境ですか?
須貝さん:
仕事はずっと続けていきたいので、就活時には休日や福利厚生をしっかりチェックしました。当社は完全週休2日、産休育休も含めワークライフバランスへの取り組みが進んでいるので、心強かったです。
忠鉢さん:
当社のいいところは、単に休みが取れるだけではなく、理解や思いやりが感じられること。私は育休に入るとき、上司から「ちゃんと戻って来いよ」と声をかけてもらってジーンときました。復帰後は2年間、朝夕1時間ずつ短縮できるショートワーク制を利用して、仕事と育児を両立することができました。また、最近では女性社員が増え、現場で女性の代理人が活躍していることも当社の特色だと思います。
坂上さん:
私も採用活動ではそこをアピールしています。そもそも、今は、3D設計図をPCで作り、重機もリモートで操作するデジタル時代。ゲームが好きな人が適性を持っているんじゃないかと思いますし、サービス業で磨いたコミュニケーション力や相手に寄り添う姿勢が求められるようにもなっています。建設=力仕事ではありませんし、男だけの世界でもありません。
就活生にメッセージをお願いします。
坂上さん:
ICTやAI、建設DXなど、最先端技術の導入が進み、それが学生のみなさんの注目を集めています。当社でも業界に先駆けて積極的に取り入れていますが、それ以上に気づいてほしいのは、社員の働く姿勢や人間性です。どれだけ熱意を持って仕事に向き合っているか、地域の安全のために力を尽くしているかを知ってほしいです。
須貝さん:
そういうことは外から見えにくいんですよね。もっとどんどん言わないと。
坂上さん:
社長もおっしゃっていますが、「脱・古い気質の建設業」ですね。小野組では10年後に女性社員割合50%を目指しているんですから、これからはもっと楽しみ。一緒に次の小野組をつくっていきましょう。